どうも、izuだ。
今回はツイッターを使ったリアルタイムコメント表示をイベントで行ってみたので、準備と課題についてレポートしたい。
リアルタイムコメント表示
筆者がここで言うリアルタイムコメント表示とはスクリーン上にニコニコ動画のようにコメントを流していくことだ。イベント会場で参加者のリアルタイムのコメントを取り込んでいくことで、より面白いイベントを目指した。
n2witter
ニコニコ動画風のコメントをスクリーンに表示していくのに、「n2witter」というソフトを使用した。このソフトは、uinyanによって開発されたtwitterのつぶやきをニコニコ動画のコメント風に表示するWindows用のtwitterクライアントだ。筆者はwindows7,10で動作を確認した。
いろいろと検索したが他に似たようなソフトは発見できなかった。
n2witter使い方
n2witterの使い方について簡単に紹介していく。n2witter.exeを起動すると設定画面が表示される。
まずは自分のアカウントを情報を入力する。
続いて、自分が追跡したい単語やハッシュタグをカンマ区切りで入力する。ハッシュタグは「#???」の形で入力する
モニター設定はパソコンをプロジェクターに接続した時に画面を複製ではなく拡張表示にした場合に使う。どちらの画面にコメントが流れるかを決めることができる。n2witterでは両方の画面にコメントを流すことはできない。
最大コメント数やコメント行数、表示時間はデフォルトで不満のあるときに変更すると良いだろう。
設定画面右側には特別扱いするID、コメントの色、スルー対象IDの設定がある。
いろいろ試したが特別扱いするIDが何のための設定なのかよくわからなかった。コメントの色に関しても何回か変えてみたがうまく変更が反映されなかった。通常の設定では白に黒の縁取りがあるフォントとなっている。
スルー対象IDは悪質なツイートをする人のツイートを流さないようにする設定だ。ここには箇条書きでIDの@マークより後ろを入力していく(@マークは含まないことに注意)。
イベントでn2witterを使用する場合にはハッシュタグを使うとよい。会場で「#???」をつけてツイートしてくださいとお願いしよう。関係のないツイートが流れるのを防ぐために他の人が使わないハッシュタグを考えなければならない。
実際に使ってみてわかった課題・注意点
実際にこのシステムを使用してみるといろいろと課題と注意点が見つかった。
悪質なコメントをどのように避けていくかだ。
実際に使ってみると悪質なコメントをする人が多くいることに驚いた。n2witterでは、流れるコメントにアイコン画像は表示されるがアカウント名などは表示されない。匿名性を確保するためには十分であるが、誰がツイートしたか解らない状況は悪質なツイートを容易にしてしまう。
筆者は悪質なツイートを防いでいく対策として、n2witterのスルーID機能と「Yahoo!リアルタイム検索Twitter検索の決定版」というスマホのアプリを使用した。
自分で決めたハッシュタグを「Yahoo!リアルタイム検索」で確認しながら、悪質なツイートをした人のIDをn2witterのスルー対象IDに追加していく方法だ。パソコンやスマホでのツイッター公式アプリでは、リアルタイムにツイートの監視ができないので「Yahoo!リアルタイム検索」を使った。しかしながら、この方法では悪質なツイートが一度は流れてしまうという問題がある。ツイートを未然に防ぐ方法は思いつかなかった。
ではまた